野鳥と飼い鳥

こんばんは。

今季初、吹雪の中を歩いてきて、来たなぁ冬と実感している所です。

 

 

ウララを心配そうに見つめるヒカリ

 

毎朝、朝の空腹時に体重を計っているのですが

ヒカリはパーチに乗って体重を計ってから遊ぶ、というのを理解してくれていてラクチンなのですが

ウララはなにがなくともヒカリと遊ぶ!状態なので、ケージの中から掴んでプラケにポイってしています。

手を怖がらないので、手を出すとスイっと入ってきてくれます。

で、そのときにヒカリが「ウララだぁ!!」ってすっ飛んでくるわけです。

身動きの取れなくなる嬉しい飼い主です。

 

 

さて、ペットはそれで良いとして、野生動物については私は手を出さない方針です。

保護と治療を目的として届け出を出しているものは別として、

例えば道路に一羽の傷ついた野鳥が座り込んでいたとします。

助けますか。

難しい問題です。

鳥好きさんなら誰だって助けたいに決まっています。

私は、もしもその野鳥さんが道路の真ん中にいたとしたら、タオルか手袋をして道路の脇か草むらの中へ移動して背を向けます。

そして消毒液で手をよく洗い、全身を消毒してから我が家の子たちと接します。

 

野生動物に接しないのは、ひとつは感染症です。

人畜共通の感染症を持っている場合、私一人が感染するという問題ではありません。

我が家には、飼鳥がいます。この子達に感染症を持ち込むわけにはいきません。

もうひとつは、自然界の摂理に人間が手を出してはいけないと思っています。

巣落ちした雛が可哀そうだから助けたいですよ、もちろん。

でも、それが自然の摂理なんだと思えば、人間如きが目の前の可哀そうという感情だけで手出しをしていいものか、と思います。

野生の世界では、弱いものが淘汰され強いものが生き残り子孫を残していきます。それが種の繁栄でもあるし増えすぎることを自然に調整しているんだと思います。

減りすぎたなら、それは国が保護をしていく問題です。

 

確かに人間が住処を奪い、人間がもたらした事故も多々あると思います。

それでも私は、きっと助けない。

ただただ申し訳ないと詫びるだけです。

天然記念物の野生動物は別です。

なぜ天然記念物になっているかの理由を考えれば、最優先は保護です。

保護ののち、出来る限り野生に帰すことを目的としていると思います。

 

 

 

今日もニュースになっていましたが、鳥インフルが大流行しています。

今年、札幌ではカラスが大量死しているのが見つかり、鳥インフルエンザが検出されました。

外を歩けば至る所に野鳥の糞は落ちています。

それを踏んだ靴の底に・・・

これ以上は言わずとも。

歩くときはもちろんのこと、鳥を日光浴させるときや外出させるとき

外の鳥さんとの接触が無いように気をつけなければなりません。

外に出るといろんな危険がありますが

感染症という危険も頭に入れておかなければならない問題です。

 

 

北海道では少し田舎道を車で走っていると、よく野生動物が道路に横たわっている場面に遭遇します。

息絶えていることもあるし、息があることもあります。

そんな時、「獣医なんだから助けろ」と言われたことがあります。

獣医だからこそ、助けないということを想像してほしいと思います。

 

 

飼い鳥と野生の鳥は、違うということを根底に持っていないと

「鳥が好き」という思いだけが突っ走ると、取り返しのつかないことがある。

違うということをきちんと理解した上で、野鳥とよりよい関係を持ちたいと思っています。

 

 

 

 

また長くなっちゃった。

いつも鳥ブログ村をぽちっとしていただいてありがとうございます。

先日、注目のハッシュタグに宇里が入っていました(笑)

ランキングも圏外から一気に40位まで上がりました。

ランキングにこだわるつもりはありませんが、まずは多くの人に読んでもらわないと

アスレチック売れないので←それが本音です。

わはは・・・

 

 

今日もぽちっとよろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

ドロン

 

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