忘備録

人を信じることは素晴らしいことです。

私はいつからか人を信じることをやめました。

人は誰でも裏の顔を持っています。ただ日常でそれを見せないから世の中は成り立っているんだと思います。

私が人に内緒話をする時は、内緒じゃなくてもいいやと思っているからです。

だから私には騙されたとか裏切られたとかという感覚はありません。当たり前のことだからです。

騙されたくなかったら自己防衛と信用しないことです。

私には唯一、信用している兄貴がいます。もう長い付き合いになります。

内緒話は誰とでも出来るけれど、兄貴とは人間の裏の裏の汚いことまで話します。

それは見方によっては詐欺だろうし見方によっては犯罪かもしれません。でも、そこには本当の心があります。

私は、人間の本質はそこにあると思っています。

それを一生他人に見せずに生きるのもよし、裏の世界で生きるもよし、自分で気がついてないのならそれも幸せです。

人を信用しないということは人に信用されないということでもあります。

それでも信用、少し違うかな、同志を持てばそれでいいと思っています。

 

兄貴には骨を拾ってもらいます。

誰にも見せない裏の顔を、墓場まで持っていくためです。

兄貴しか知らない私という人間を、葬るには兄貴が必要です。

 

人を信じないことは寂しいとか、幸せじゃないとか、それぞれの価値観です。

私はそう思っていません。

 

表と裏、バランスよく保ちながら生きていくのが私の1番の幸せだと思っています。

どちらかかが大きくなると偽りも多くなります。

人生は偽りだらけだから、いかに偽りを少なくするのか、引き算をしながら生きてゆきます。

 

 

てな話を昨夜兄貴と飲んだくれながら話していました。

兄貴とは月に3.4回飲みに行っていて、私が唯一私で居られる場所です。

大事な、無くせない場所です。

 

幸せの形は自分の中にしかないから、私の生き方が誰かにとって間違っていたとしても、私には正解なのです。

 

兄貴も私も、畳の上で死ねるとは思っていません。野垂れ死にするかもしれないし殺されるかもしれない。

それもまた人生の一部、毎日を積み重ねて生きていくだけです。

 

 

暗い話だけど、ちょっと備忘録として残しておきます。