保温

 

こんばんは。

本日二記事目。

以前も書いたと思うんですが、冬本番を迎えてもう一度、忘備録に書きます。

 

今年の札幌は本当に寒くて、今朝はマイナス11℃でした。

室温はどうなるかというと、朝ストーブを一時間点けて室温を20℃にし、ストーブを消して一日外出して帰宅すると、室温は13℃程になっています。

朝もだいたいそのくらいです。

室温がそうなると、心配なのは鳥たちの保温です。

 

これから書くことは、我が家の一例であって、それぞれに住居も室温も暖房器具も違うので、あくまでウチはこうやってるんだーって話だけです。

もっといい方法もあるだろうし、ツッコミどころもあるでしょうが、我が家の環境に合わせた保温なのでよろしくお願いします。

 

 

我が家は温室を使っています。

(これは譲り受けたもの、本当に感謝です)

 

 

なぜ二段にしているかは、ヒカリとウララの適温が違うからです。

寒がりのウララは27℃設定、暑がりのヒカリは24℃設定です。

上下で完全に温度を管理するために、上段と下段の間にアクリル板を敷き詰めています。アクリルは熱の遮断率がとても高く、完全に上下を分断することが出来ました。

温室自体はガラスで、ガラスの熱遮断率は正直悪いので、下から3分の2のガラスの外側に断熱シートをぐるりと貼り付けています。

さらに下段は床からの冷気が上がってくるので、ホムセンに売っている断熱材(丈夫なビニールで覆われているもの)を温室の下の隙間に敷き詰めました。

そして保温効果を高めるため、上下段ともアクリル板をスタンドにして、保温する空間を仕切って狭くしています。

 

私の保温の目的は二つあります。

ひとつは、「空間」をあたためて、温度に勾配をつけること。

鳥たちが居る所だけをピンポイントで暖めるのではなく、温室内を面で暖めるということです。

温室は横のガラス戸がスライドするので、適度に開けて換気し、またそこは温度が低いので「逃げ場」を作っています。

もうひとつは、急に体調を崩したときにこのままの状態で30℃に即座に上げることができることです。

いざ保温が必要になった時、保温は一分一秒を争うと思っています。

他の場所での新たな保温環境を作っている時間が無い。

この保温環境をテストした時、サーモの設定を32℃に上げてからおよそ10分で32℃に達しました。

保温環境のテストは、夏にやりました。

冬になってからテストしてダメだったら。遅いと思ったからです。

プラケが必要なら、そのままプラケを入れるだけでよいし、換羽で体調が悪かった時には、サーモの温度調整だけで30℃に上げることができました。

 

今年から、保温電球は一羽につき100wと40wの二つを取り付け、それぞれに設定温度を変えました。(これは教えてもらった)

100wは稼働しているときとセンサーが働いて切れたときとの温度差が激しく、一定の温度を保てないとても難しいw数でした。

それを40wと組み合わせ、設定温度を変えるだけで100wは常に稼働し温度調整は40wが行うという温度管理ができるようになりました。

これは大きかった。

万一の時、これまでの40wと40wでは32℃まで上がらないのです。

上げるためには100wが必要、でも両方稼働すると暑くなりすぎる。

そんな問題を今年は解決することが出来ました。

 

サーモはデジタルサーモがとても便利で、センサーの先に温度計がついているので一目で温度がわかります。でもそれは「センサーのある場所」の温度でしかありません。

うちの子達は、ケージの奥に居ることが多いので、いつも居る場所付近に温度計をつけています。

サーモは電球の反対側につけるので、そこの温度といつも鳥たちが居る場所の温度は微妙に違います。

設定温度が27℃で、サーモのセンサーが27℃を示していても、鳥たちがいつも居る場所が25℃だったら設定温度を2℃上げます。

温度を見ながら、細かく設定温度を変えています。

どこの温度計を信じるかはそれぞれの鳥さんによって違うと思います。

動きも違うし、暑がりか寒がりかでも違うし、それぞれです。

 

 

冬に入って、ここ最近は冷え込みも厳しい日が続いていますが、部屋の暖房なしで室温13℃(朝起きたとき)のとき、ウララは27℃、ヒカリは24℃を安定してキープすることができています。

部屋の換気のために、ストーブを消して窓を全開にしても室温6℃の中、安定して保温が出来ている状態です。

 

鳥は温度差をつけたほうがいいとか、季節によって温度を変えたほうがいいとかあります。

それもそれぞれの鳥さんによって違うので、自分の子にはどんな保温がベストなのかを考えた結果、我が家の保温はこうなりました。

 

保温は鳥のためでもあり、人間が安心して外出できるものでもあると思います。

飼い主の生活スタイルによっても、住宅事情によっても変わってくる保温。

まだまだ模索は続きます。

 

 

ドロン

 

 

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