鳥を診れない

 

こんにちは。

いよいよ年末も押し迫ってまいりましたが、普通に製作しています。

ツレは今日からお休みだけど大晦日とお正月はちょっと仕事に出ます。

 

 

ヒカリ興奮しすぎ

 

 

年末年始は、病院の診療体制を確認しておくといいと思います。

 

5年前、お迎えしたヒカリは嘔吐しました。

すぐに病院へ行こうとも、かかりつけはお休み。

 

鳥を標ぼうしている病院に片っ端から電話をかけ、タクシーで行きました。

よくある、標榜してるけど診れない病院ばかりでした。

タクシーで市内を走り回り、タクシー代だけで7万円でした。

何件行ったかかわかりません。

ヒカリの体力も限界だったので、もうどうしていいかわかりませんでした。

最終的に力尽きた私はTwitterで情報を求め、フォロワーさんが教えてくださった病院に緊急でかかることが出来、ヒカリは助かりました。

 

鳥を診れないなら標榜するなと、怒り心頭でした。

しかし5年経った今、思い出すのは

年末で急患ばかりの動物病院は、重症の犬や猫で溢れかえっていました。

やれ点滴だ輸血だと大騒ぎの中、私は小さなプラケを抱えてぽつんと座っていました。

診察室に呼ばれて入っていくと、大きな大きな診察台の上に小さなプラケを置き、先生はヒカリを保定して抗生物質を出しておくね、と言いました。

私は、そのうと糞の検査だけでもしてください、とお願いしました。

先生は、できません、そう答えて診察室の奥に消えていきました。

私は呆然としました。

会計をすると、年末だからと5000円の追加料金がかかっていました。

虚しくて悲しくて怒りでいっぱいでした。

 

でも、いまはっきりと覚えているのは、「できません」と言ったときの先生の

悲しい悲しい顔でした。

あぁ、あの先生だって、助けたかったんだ。

鳥を詳しく診察することはできないけれど、目の前に死にかけた動物がいて、なんとも思わない獣医師さんがいるだろうか。

あの先生ができる精一杯のことが、抗生物質を処方することだったんだ。

あの先生は、たぶんとても辛かったんだ。

そんなことを、5年も経ったいま、気が付くなんて。

 

あの先生や動物病院が悪いわけではないとも気が付きました。

悪いのは、事前に病院を調べてかかりつけを増やしておかなかった私でした。

 

ヒカリや私が苦しんだり辛かったりしたように、診ることができないことに少しかもしれないけれど先生も苦しんだんだと思うと、憤りを感じていた自分を恥かしく思いました。

 

今私は、鳥をきちんと診れる病院を3か所持っています。

定期的に健康診断やちょっとした診察で別々の病院にかかり、カルテを置いています。

札幌の鳥を診れる病院はどこも飽和状態で、予約を取ることすら大変です。

健康診断は2週間、3週間先までいっぱいということもザラです。

それでも緊急時になんとか診てくれています。ありがたいことです。

どこかに予約が取れなくても、どこかが取れるかもしれない。

スムーズに診察してもらうためには日常からかかりつけであったほうがいい。

 

 

実際、鳥を診れる病院はとても少ないし、通える通えないという問題もありますが、今回は通常病院にかかっている場合のお話です。

病院に行かないという選択肢もあるので。

 

子供の頃、親に「お前は給料日前になると風邪をひく」とため息をつかれていました。

不思議と、今かよってときに体調って崩すものですよね。

年末年始、無事に乗り切ることができますように。

 

 

あと、保温電球のストックも用意しとこうね!!

 

 

 

ドロン

 

 

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